日本全国の学生を見ても、最難関大学に合格できる生徒は少ないです。
本日は東京科学大学(旧:東京工業大学)工学院の大学3年生であるリク君にインタビューを実施しました。
リクくんは「日頃から淡々と積み重ねることが大切」と考えています
では、具体的に大学受験に至るまで、どのような受験期を乗り越えたのか、その実態について深掘りしていきます。塾を使い分け、苦手科目と総合的な科目を学ぶことでリク君の受験はどう変わったのか。これから受験を受ける学生のヒントがギュッと詰まっています。
現役塾講師として活躍する大学生・リクくん
ー東京科学大学に合格するまでの経緯を教えてください
小学校4年生ぐらいの時に、周りの子が塾に行ってる子が多く、僕も行ってみたいなと思ったのが塾に行くきっかけでした。そのままの流れで自分の力を試したいなと思い、中学受験をしました。
中高のカリキュラム自体が大学受験を目安に設定しているので、高校3年生に上がるくらいには英語や数学などの主要科目は修了する流れになっていました。
なので、中1から高2の時期は定期試験では真面目に高い点数を取れるように勉強して、他は遊んだりもしていました。高3は受験に備えて勉強してたかなと思います。なので、本腰入れて勉強したのは高校3年生あたりかなと思います。
ー中高一貫校の勉強だけでも大学受験に通用しますか?
はい、ある程度のところまではそうかなと思います。その上で大学によっては特徴的な入試問題だったりとかも出ると思うので、そういった部分は自分で勉強する必要性もあるかなと思います。
僕自身、ある程度自分で勉強してた部分は大きいんですけど、その上で志望校の大学入試の問題とか、最後に解く問題とか、難しい部分がわからない部分はありました。あとはどうやって答えに至るのか、その発想という部分を学ぶために、個別塾に通っていた感じです
苦手分野は個別塾で補い、友達と支え合って乗り越えた
ー個別塾で学びながらも、モチベーションは保てましたか?
モチベーションが上がらない時は勉強してなかったと思うんです。でも、友達と勉強し合う習慣があったので、そういう部分で誰かがやる気なくなっても、他の友達が刺激になっていました。
そのため、何かしら励まし合いながらやっていましたので、勉強のモチベーションが下がるブランクとかは短かったのかなと思います。
ー個別塾や友達の支え合いで、競争意識はありましたか?
僕自身はどちらかというと、競争して刺激し合うのではなく、支え合う方が強いのかなと思います。友達とかとも得意な部分とか苦手な部分が全然違ったので、競うような形ではなかったです。
得意な部分は教え合いながら、苦手な部分は補いながらみたいな感じでやってたので、全然競ってる感じはなかったです。
東京科学大学・第二志望の学部に合格!その時の心境は?
ー東京科学大学に合格した時の心境はいかがでしたか?
合格発表の時は、まだ感染症が流行っていた時期で、合格発表がパソコンでした。大学に行って、紙に貼り出されてはいないんですけど、母と一緒に合格発表を見ました。志望大学(東京科学大学)を受ける時に、学部志望を3つ書くことができるようになっていました。
第一志望、第二志望、第三志望とあって、第三志望までは受かるかなっていう感覚はありました。受験が終わった後、第一と第二がどうかなっていうところはあったので、なんかそこはドキドキしましたね。
最終的には第一志望ではなかったんですけど、自分の中で満足できてるかなと思います。
ー受験期にしてもらって嬉しかったことはありますか?
受験ってなると学校だったりとか、家庭でもピリピリしたような雰囲気になる人たちが結構いると思うんですけど。僕の場合はあんまりピリピリするのは好きじゃないし、コツコツやりたかったので。
焦らせるような言葉をかけられることもなく、そういうのがなかったのは良かったかなと思います。ずっと変わらず、普通に接してくれてるのがありがたかったかなと思います。受験期だからとかではなく、そんな感じです。
受験生へのメッセージ「淡々と積み重ねる力が一番強い」
ー最後に、受験生へアドバイスがあればお願いいたします
教科によっては違うところもあるとは思うんです。でも、僕が塾講師のアルバイトで教えてるのは数学が多いので、数学について。
わからない問題の解説を読んで理解しようとすると思うんですけど、1行わからなくて、次の行に行って、わからないまま進んでも、結局わからないままなんです。解説とか読んでもわからなくなったら、その時点で先生に質問することを心がけるべきかなと思いますね。
模試で悪い成績だったり、定期試験も一喜一憂すると思いますが、気負いせずに淡々と頑張るっていうことが1番大事だと思います。それが多分難しいとは思うんですけど。あんまり考えることなく、毎日毎日少しでも頑張っていくっていうことは、結果的に大きなものになるんじゃないかなと思います。
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