現在、3姉妹の父親として、2度目の育休を取得した現役教員がいます。お名前はさぬーさんで、担当する小学校の重要人物として教員を続けています。
渡辺なおやそんなさぬーさんは育休を取得し、子どもたちと向き合う中で、これまでの人生観と家族との接点を考え直したとおっしゃいます
では、具体的にどのような関わり方や価値観を現在は持っていらっしゃるのか、2度育休を取得したからこそ見える体験談を、保護者であり教員側のさぬーさんから伺っていきます。
教員としての現在地とこれまでの歩み

渡辺なおやーさぬーさんのご経歴を教えていただけますか?
私は大学を卒業した後に、公立の小学校の教員として15年近く働いてきています。15年働く中で、小学校の1年生から6年生までの全学年の担任を経験してきました。
今年の5月に3人目の子どもが生まれて、5月末から育児休業を取得しています。今年度は育児休業に入る前は4年生の担任として子どもたちに関わっていました。
渡辺なおやちなみにお子さんの性別はどちらでしょうか?
3人とも女の子です。私以外は全員女性ということで、肩身が狭くならないように、日々生活しています。
校務分掌としては、研究主任を3年ほどやっていたので、授業研究を中心に学校内で働いていました。小規模の学校なので、学校の中心としてやる役割がついてくる感じで、今は研究所で生徒指導とかもやり、幅広く担当しています。
教員人生で大切にしてきた価値観

渡辺なおやー教員として大切にしてきたことはございますか?
最近はどんな場面でも子どもを指導するというより、1人の人として尊重して向き合うことを大切にしています。教員になったばかりの頃は、先生という立場を意識しすぎて、正しいことを教えるのが大事なんだっていう意識が強すぎる傾向がありまして。
子どもと話をしていても、指示とか管理っていう意識が強かったんですけど、子どもたちがそっぽを向いてしまうこともありまして、子どもを上からではなくて、同じ目線で見ていく、人として大事にしていくところが大事だと思いました。
相手の視点に立って話を聞くとか、叱る時、褒める時もこの子って今何を感じてるのかなとかいうのをしっかり大切にして、子どもたちと向き合うところを大事にしてきました。
渡辺なおやー家庭でも学校でもブレなかった価値観はございますか?
子どもを主体として考えることを、ぶらさずに今やっているというところですね。教師として正論言ったり、学校の都合も大事になってきて、それを優先させてしまう場合もあるんですけどね。
本当にこの子のためになっているかなっていうところを、自分に問いかけながら、日々そこはぶらさずに、取り組んでいます。
パパ育休を2度取得して変わった人生観

渡辺なおやーパパとして育休を取得して変化はありましたか?
育休を取得する前は、仕事を最優先にして頑張るのが、自分の役割だと無意識に意識していました。けど、育休を通して、家族との時間っていうのは自分の人生にとってすごいかけがえのないものだなと、感じるようになりました。
自分の子どもと向き合える時間は、小さい時が中心になって、大きくなったら後から取り戻せるかって言ったら、そこは取り戻せないないところで、仕事と家族と自分の生活でどう共存させていくかみたいなところを、すごく考えるようになりました。
育休を取得したことで、以前はどうやったら分かりやすく教えられるか、どうやったら伝わるのかを中心に考えていた部分がありましたが、今はその前段階のところを意識していて、学びたい気持ちが、自分の子どもたちを見ていて、ちっちゃい頃って強いんだなと。
子どもは本来好奇心とか探求心がすごくあると思っていて、学校生活の中でどうしてもそれを潰してしまいがちなところがあるなと思ったので、今1番意識してるのは、学びたい気持ちが子どもたちにこう芽生える気持ち。それを尊重してあげるのを大事にしています。
渡辺なおやー家族との関わり方はいかがでしょうか?
以前は子どもたちと関わってる時、どこかに連れて行った後は、自分はもう静かに見守ることが多かったんですけど、今は一緒に自分の感情を出して、遊んだり笑ったり、ちょっと感情出すみたいに、失敗をもうしてみせるというか。
自分をさらけ出すみたいな時間を、意識的に増やしてるところがあると思います。最近、公園で子どもと全力で滑り台を滑る時があって、その時に私が大声で叫んだり、転げ回ったりしてる様子を見て、子どもたちがすごく嬉しそうにしている時があったので。
なんか大人として、ただ正しい父親というか、そういうところではなくて、同じ目線で楽しむ方が子どもたちも嬉しいし、その方が心が繋がるんだなという風に感じてるので、一緒に同じ目線で生活できる時間を増やしていきたいなと思ってます。
どちらか一方だけ頑張るのはちょっと難しいなという風に感じていて、仕事も家庭もどちらも大事だなというのは、捉え直してるところです。一度、仕事をおろそかにした時もあって「家庭が大事だから、仕事は最低限」ぐらいでやっていた時期もありました。
それはそれで、自分の気持ちとして「なんかこれは違うな」っていうところがあったり、逆に仕事を意識しすぎると、家庭がおろそかになったりっていうところがありました。
今はどちらかを犠牲にするっていうのではなくて、どちらも犠牲にせず、自分が笑顔でいられるように、そんなところを目指して、仕事と家庭と両立させていくように意識しています。
父親としての関わり方の変化

渡辺なおやー父親としての変化はございますか?
以前は仕事でも家庭でも、ここまでやらないといけないっていう基準がすごく高くて、できなかった時に自分を責めたり、イライラしてしまうみたいなところが結構大きかったんです。
そのストレスが家族とか子どもとかに影響してしまうみたいなことがあったので、今は「もう今日はもうここまででいい」っていう風に区切る勇気をですね、意識しています。
やっぱり自分も周囲の子どもたちや妻も守ることができるという風に思ってまして、仕事も家庭も、長く無理なく続けていけるような土台かなと思っています。
渡辺なおやーでは、今後子どもたちとどのように関わっていきたいですか?
自分の子どもと関わったり、公園に行っていろんな子たちと出会うことも増えたんですけど、子どもたちっていうのはすごく大切な存在だなと。これは大きい話ですけど、日本にとってもすごく大事な宝物、大切な存在だなという風に今捉え直すことができました。
子どもたちの話をしっかりと聞いて、子どもたち1人1人を尊重した関わり方っていうのを自分はしていきたいなと思っています。
進路や将来に悩む高校生へのメッセージ

渡辺なおやーこれから進路に悩む高校生へメッセージをお願いします。
これからは進路を選択していくことになると思うんですけど、正しい進路とか、失敗しない選択みたいなのを探すよりも、自分がどうしたいか、どう生きたいかみたいなところを大切にしてほしいなという風に思います。
私自身、迷いながら色々選んできた道ですが、その経験が今の自分を支えています。
選んだ道が正解になるかどうかってのは、その後どう向き合うかっていうところが大事かなと思うので、しっかり自分で考えて、自分はどうしたいかっていうのを考えていってほしいなと思います。
本記事は、教育関係者・保護者・塾運営者などへの取材をもとに構成した一次情報コンテンツです。
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