- 中学数学教員志望の中3です。農業専門高校と通信制高校、どちらを選ぶべきでしょうか?
-
高校の種類が教員採用試験に影響することはほとんどありません。採用試験では 「どの高校を出たか」よりも「大学での単位取得」「採用試験の結果」 が重視されます。したがって、どちらの高校を選んでも、教員免許が取れる大学に進学すれば数学教師になる道は開かれます。
どちらの高校を選んでも、それぞれメリットとデメリットがあります。
農業高校のメリット・デメリット
- 生活リズムが安定 → 学ぶ環境があるので安定した日々が送れる
- 高校生活の楽しみ → 体育祭など、高校生らしい経験ができる
- 先生や友達に相談→ 悩んだときに助けてもらいやすい
- 数学の授業が少ない → 大学受験に向けて、独学や予備校で補う必要がある
- 農業に興味が持てない可能性 → 興味のない授業が多いと、学ぶ意欲が下がることも
通信制高校のメリット・デメリット
- 数学の勉強時間を確保→ 予備校や独学で大学受験に向けた学習をしやすい
- 自分のペースで学べる → 通学に縛られず、効率的に勉強ができる
- 距離を気にしなくていい → 遠方でも入学可能
- 自己管理が必要 → 毎日コツコツ勉強を続けられるか?
- 高校生活の思い出が少ない→ 友達と一緒に学校行事を楽しむ機会が少なくなる
このように、どちらを選んでも一長一短があります。だからこそ、「どちらが正解か?」ではなく、「自分はどんな環境なら頑張れるか?」 を考えてみるのがいいと思います。
例えば…
- 規則正しい生活を送りながら、周りと一緒に頑張るほうが向いているなら、農業高校がいいかもしれません。
- 自分で計画を立てて勉強を進めるのが得意なら、通信制高校が向いているかもしれません。
どちらを選んでも不安なこともあると思います。でも、大切なのは「選んだ後にどう頑張るか」です。
親御さんが「高校生活を楽しんでほしい」と思うのは、あなたのことを大切に思っているからこそ。
親御さんと話すときに
- 「数学の勉強をしっかりしたい気持ちがある」
- 「でも、高校生活も大事にしたい気持ちもある」
- 「どの環境なら続けられそうか、一緒に考えたい」
と伝えてみると、お互いの気持ちを理解しながら話し合えるかもしれませんね。
農業高校でも通信制高校でも、しっかり勉強すれば大学進学できるでしょう。
どちらを選んでも、未来は自分の努力次第で変えられます。自分に合った道を考えてみてくださいね。あなたの夢を応援しています!
日野りえ先生が回答しました。