「個別指導まなび」が選ばれる理由は?運営副本部長・塩谷豊氏に教室の中身を聞いてみた

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー

大阪・兵庫・和歌山・奈良・京都など、関西圏を中心に102教室を展開する「個別指導まなび」「個別指導まなびプラス」。運営するのは株式会社Blue Sky FCです。

創業者である代表の中野道氏が大手塾勤務時代に営業中心の教室運営に疑問をもち、2001年に学習塾まなびを開業。2011年に個別指導まなびを運営するBlue Sky FCを設立しました。2026年度末には、生徒数1万名を超える見込みとなっています。

掲げているのは、子どもたちに「努力することの大切さ」を伝える教育理念。プログラミングやそろばんといったオプション講座は一切設けず、対面の個別指導だけを続けてきた塾でもあります。

では、「個別指導まなび」が地域のご家庭に選ばれている理由はどこにあるのかゼロ塾ガイドは、運営副本部長の塩谷豊氏に独自に取材し、その中身を深掘りしました。

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー①
(左:株式会社Blue Sky FC 運営副本部長 塩谷豊様 右:渡辺なおや)
目次

「努力をすれば、夢はかなう」。理念と、2つの個別指導

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー②
渡辺なおや

ーまず、まなびの教育理念を教えてください

子どもたちに「努力することの大切さ」を伝える。子どもたちに「やればできる!」という経験を通して「生きる力」を身につけてもらうこと、それが目的です。

受験という、誰も避けて通ることができない道があります。そこに目標を持って全力で取り組むこと自体が、子どもたちのこれからの人生にとって非常に大きな経験になるはずです。

努力をすれば、夢はかなう」。それを実感できれば、これからの成長の大きな基盤になる。私たちは子どもたちのそばで、そのサポートをさせていただきたいと思っています。

渡辺なおや

ー塩谷氏ご自身も、長く教室長を務めてこられたそうですね

はい。現在は運営本部での勤務ですが、開業当初から長く教室で教室長として運営を行ってきました。

渡辺なおや

ー「個別指導まなび」と「個別指導まなびプラス」、それぞれの授業形態を教えてください

「個別指導まなび」は、1コマ60分、講師1名に対して生徒様が2名まで短めの時間でしっかり集中して講義を聞き、演習から解説へと進んでいく形ですね。

「個別指導まなびプラス」は、1コマ80分、講師1名に対して生徒様が3〜4名じっくり時間をとって演習量を多くし、「講義→演習→講義→演習」のリズムを長めに取っていく自立型の個別指導です。

現在は、この2つのタイプの教室をメインに展開しています。どちらも担当制の個別指導です。

渡辺なおや

ーどんなお子さんに向いていますか

集団の中では質問しにくいお子様。学校の授業に取りこぼしがあるお子様。あるいは習い事や部活動で通塾の曜日が不規則になるお子様。そういった生徒様には向いていると実感しています。

特に集団指導などでは、わからないところがあっても自分から手を挙げにくい性格のお子様には、個別指導は非常に向いていると思います。

一番大きいのは、その子に合わせた指導ができることです。たとえば前の学年の復習をその場で行うのは、集団指導では難しいです。その生徒様だけに合わせて授業をするというのは、残念ながら不可能ですから。

個別指導であれば、中学3年生でも「2年生の内容がわかっていないな」となれば、この時間だけ少し前の学年に戻ろうか、という進め方ができます。

定期テストの得点アップにフォーカス。対面個別にこだわる理由

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー③
渡辺なおや

ー普段の授業は、地域の中学校のカリキュラムに合わせているのでしょうか

徹底的に合わせています

学校のスケジュールも、学習内容も、進むスピードもです。公立中学校に在籍する生徒様が多くいますので、定期テストでの得点アップは私たちの中では非常に重要視しています。

そこで学校の進度を無視してどんどん先に進んで、テスト前だけテスト範囲に戻って復習するというのは生徒様にとっても混乱を招く結果となり、効率的ではありません。

逆に学校より遅れるというのは一時的にはあったとしても、通常ではあり得ない話です。目安としては、学校の2週間くらい先を進むイメージですね。

テスト範囲が発表される頃には、だいたいテスト範囲の内容の授業が終わっている状態になります。そうするとテスト前の1週間を丸ごとテスト対策に使えるわけです。

地域密着で、担当制の個別指導を実施して生徒を見ていく。その面倒見の良さがあるからこそ、定期テストの得点アップを達成できる環境があると考えています。

もちろん、私立中学校に通う生徒様や高校生になってくると、ニーズが違う場合もあります。私立中学校で難関校の場合だと「とにかく学校の宿題を何とかしてほしい」といったご相談もありますので、そこは生徒様によって、という形になります。

渡辺なおや

ー他の個別指導塾と比べて、「個別指導まなび」ならではの特徴はどこにありますか

基本的に、個別指導に特化しているところだと思います。

大手他塾ですと、プログラミングやそろばんといったオプション講座を取り入れて、低学年を集めるための材料にされている場合もあると思います。私たちはそういうものを一切入れていません。対面の個別指導を徹底的に貫くという形ですね。

渡辺なおや

ー映像授業を入れないのは、なぜでしょうか

映像授業を否定しているわけではありません。映像授業の方が良い部分もあります。ただそれは、本当の意味で自主的に勉強に取り組める生徒に対して、という話ではないかと。

大半の中学生は、勉強の仕方がまだまだ身についていません。また、一方的な映像授業では生徒様の理解度は無視されてしまいます。そこはやはり対面の個別指導の良さがあると思っています。講師も生徒様も、人と人が様子や理解度を見ながらやっていく

勉強の仕方に問題があれば信頼する講師からアドバイスをもらう。対面の個別指導だからこそできるその点に私たちは非常に重きを置いています

そして対面の個別指導を徹底しているぶん、講師への授業研修や授業内容の習熟度といった部分について、質を高めていくことができていると思います。

「塾とは何か」から始まる研修と、教室長が担う採用

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー④
渡辺なおや

ー教室長への研修は、中野代表が直接担当されていると伺いました

はい。合計30回以上を1年半以上かけて、弊社代表が自ら対面で直接行っています

内容は、「塾とは何か?」からスタートします。私たちの会社に入社してくれる方は、他塾での経験者の方も多いんです。ただ一方で、そういう研修を他塾がどこまでやっているかというと、実は大手塾でもあまりされていなかったりするんですね。

ですから私たちは、塾とはどういうものなのか、そこからスタートです。最終的には細かな実務的な内容にまで入っていきます。

渡辺なおや

ーどのくらいのペースで進めるのですか

週1回、1時間半くらいのものを、1年半ほどかけてやっていきます。週1回といっても、講習会の時期はさすがにできませんので、実際は月2〜3回のペースですね。

これは全社員が受けています。しかも1回受けた社員でも、5年10年と経つとやはり薄れていくこともありますから、だいたい全社員が2回ずつ受けている形です。

あわせて、各教室が高いレベルで運営を行えるように、教室運営マニュアルも完備しています。各教室の教室長が高い水準で教育を行えているのは、この研修とマニュアルの存在が非常に大きいと思っています。

渡辺なおや

ー講師の採用で大切にされていることは何ですか

学力はもちろん必要です。ただ、はっきり言うと学力だけではダメです

たとえば、面接の段階で笑顔のない方。こういう方は絶対に講師としては向かないんです。学力も必須としていますが、そのうえで、子どもたちが「この先生に習いたい」と思ってもらえるような人。明るくて元気な方を、できる限り採用しています。

渡辺なおや

ー採用は本部で一括して行うのでしょうか

いえ、本部一括採用ではありません。教室長自らが応募された方の対応を行い、選考から採用、初期研修、授業デビューまでのすべてを担います

そうすることで教室長に当事者意識が強く芽生えますし、一人前に育て上げる責任を、制度として組み込んでいます。現場で多くの授業を担当する講師は、本部が用意する研修プログラムをもとに、教室長が研修・育成を担っています。

採用して、そのまま授業に出すというわけにはいきませんから、採用となった講師にはまずは「初回研修」を受けてもらいます。

これも「講師とは」というところから始まります。子どもたちから先生と呼ばれる立場であることに対しての重みであったり、1つの言葉・行動が生徒たちに与える影響の大きさについてもここで徹底して研修を行います。そこから授業の内容、授業の仕方に入っていきます。

渡辺なおや

ー授業の中で、特に講師の方に伝えていることはありますか

子どもたちをやる気にさせるような授業にしてほしい、ということですね。いくら重要なことを伝えていても、子どもたちが聞く耳を持ってくれなければ右から左ですから。

授業では、子どもたちの小さな「わかる」「できる」を、できる限り積み上げていくようにしています。そんな中で、信頼できる担当講師から「すごいっ!」「できたね!」と称賛される。これほど子どもたちにとって嬉しいことはありません

その嬉しさが、次へのやる気につながっていきます。子どもたちのやる気は成績アップには不可欠ですから、この流れを続けていくことで成績アップを達成しています。

宿題がなかなか進まない生徒様もいます。でも、そんな一つひとつのことでも「宿題できてるやん」「ちゃんと頑張ってるやん」ときちんと褒めてあげる、認めてあげることですよね。そうすることで子どもたちの自己肯定感を上げてあげることが重要だと考えています。

渡辺なおや

ーそれは講師の方にとって、意識しないと難しいことかもしれませんね

そうなんです。一般的に講師は、学力的に優秀で勉強で困った経験が少ない方が多いですから。自分が当たり前と思っているとおそらくそういうところに目が向かないと思うんです。講師は自分を基準にするわけにはいきません。その点はしっかり研修で伝えています

「顧客中心・教育中心」。判断に迷ったときの基準

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー⑤
渡辺なおや

ーここ数年で教室数が大きく増えています。その背景にはどんな考えがありますか

良質な教育サービスを適正価格で提供することで、さらに多くの地域の教育に貢献していく。それを目的に教室を展開しています。

授業料は、大手塾と比較してもちょうど良く、平均的な水準だと考えています。また、高すぎるのも問題ですが、逆に安ければ安いほどよいという考えも正しいとは考えていません 

安くしすぎるといくら生徒様にお通いいただいても、授業の品質が下がることで教室の運営自体が成り立たなくなります。その結果教室を閉校することになれば、それこそ生徒様や保護者の方にご迷惑がかかりますから。

業界の中では平均的な料金体系で、質の良い教育を提供していく。その結果として、ありがたいことに本当にたくさんの生徒様が通ってくださっています。そしてそれは、その地域の教育に貢献できているということだと思っています。

多額の広告費を投じることもしていません。生徒の成績向上を徹底的に追求して、口コミ紹介で生徒数が増えていく。それを理想としてきました。

渡辺なおや

ー塾選びで迷われているご家庭に、伝えたいことはありますか

残念ながらどの地域にも、「営業」「売上利益」が中心になっている塾は存在します。会社から課されたノルマや目標によって提案を考えるような塾も多い。

一方で私たちは、代表が全教室長にこう言っています。「顧客中心・教育中心。教室運営では、ビジネスの面は絶対に避けられないこともあります。ただ、判断に迷うような相反する選択をしないといけない場面があったとしたら、迷わず教育を取れ」、と。

ですから私たちは、本当に必要だと教室長が考える提案しかしません。ご提案するコマ数も、本当に生徒様に必要だと思われる分だけです。

やたらと多いコマ数を提案したり、無理に増やしていただくよう強要するようなことはありません。決して「安く」はない授業料ですから、保護者様とご相談をして、状況に応じて適正な提案をしていくことが重要だと考えています。

塾は、もっと楽しい場所であっていい

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー⑥
渡辺なおや

ー保護者の方からのご相談で多いものはありますか

一番多いのは、テストの点数を上げてほしいというご相談ですね。定期テストの点数が下がってきた、あるいは3年生になって受験が近くなってきたから塾に行かせよう、という形の方が多いです。

そのほかにも「前の学年の勉強がわからない」「集団指導では質問できない」「数学が苦手なので数学だけ受講したい」といったご相談をいただきます。

よく聞かれるのは、講師は大学生が多いのか、60分の授業は短くないか、費用はどれくらいか。特に費用の面は、やはり気になる方が多いですね。入塾したはいいけれど高額だった、ということになるわけにはいきませんから。そのようなご不安や相談についてはぜひ教室長にぶつけてください。きっとご満足のいく回答を教室長がさせていただきます。

個別指導まなび 塩谷豊 インタビュー⑦
渡辺なおや

ー無料体験を検討されるご家庭に、どんな気持ちで来てほしいですか

無料体験は常に実施していますので、気軽にお越しいただければと思います。教室長による塾・教室の詳しい説明も行っていますので、お近くに教室がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

そのうえで、授業はできるだけ楽しくするようにしています。楽しくといっても、中身のない雑談だけをして時間を使うということではありません。

コミュニケーションをとるためにクラブや学校での出来事などの雑談は入ることもありますが、子どもたちが「できた」ときにしっかり認めてあげる。そういうことの積み重ねで、来て楽しかったと言ってもらえるような授業を心がけています

塾だから堅苦しい、というイメージは持っていただく必要はないかなと思います。子どもたちにも気軽な形で、塾って楽しいところなんやな、と思ってもらえるような授業をしています。

渡辺なおや

ーお子さん自身は乗り気でない、というご家庭も多いかと

もちろん一定数はいます。子どもは塾に行くのを嫌がっているけれど、保護者の方は行かせたい、というパターンですね。そういった部分は、私たちもできる限り気をつけて、その悩みを解消できるような楽しい授業を行っているつもりです。

渡辺なおや

ーどんなお子さんに、「個別指導まなび」をおすすめしたいとお考えですか

逆に限定はしていませんが、あえて挙げるとすれば「頑張っているのに成績が思うように上がらないお子様」が「個別指導まなび」にはぴったりです 

また、さまざまな理由で不登校になってしまっている生徒様もたくさん通ってくれています。他にも、トップ校を目指しているが、この教科だけがとにかく苦手だから、そこだけ対応してほしい。1教科だけやりたい。そういうご要望にも対応できます。

こんな人に来てほしいというよりは、みなさんに選んでもらえるような教室作りをしているつもりです。私たちは生徒様を選ぶ立場にありませんし、選ぶつもりもありませんから。

渡辺なおや

ー逆に、「個別指導まなび」が合わないと感じるケースもありますか

正直に言うと、あります。この生徒様は集団塾のほうが合っているよね、という場合ですね。そのような場合は、本音でそれをお伝えすることもあります

たとえば、通知表の成績がオール5のお子さんでトップ校を目指すお子さんや、最難関中学受験を考えておられる場合です。 

そういうときは、ニーズに特化したコースのある専門塾をおすすめすることもあります。 結果として入塾につながらない可能性はありますけれども、本当に子どもたちのことを考えたら、そういう時もありますよね。

渡辺なおや

ー最後に、今後力を入れていきたいことを教えてください

変わらず、対面の個別指導は絶対に崩さない形です。あくまでそこがメインですね。私たちの事業は、対面個別指導にこだわって、質を徹底していく。

もちろん、時代の流れとして取り入れていかないといけない方法もあると思います。ただ、人と人とのやり取り。そこは時代が変わっても徹底して残していく形になると思っています。

そして今後は、関西に限らず教室展開を行い、さらに多くの地域の教育に貢献していきたいと考えています。

「個別指導まなび」「個別指導まなびプラス」は、2026年9月中に103教室目が開校予定です。地域の教育に貢献する塾として、これからも歩みを続けていきます。

本記事は、教育関係者・保護者・塾運営者などへの取材をもとに構成した一次情報コンテンツです。
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