英検と英語ライティングに特化したオンライン教室「英検英作文専門添削教室」。
大阪市東住吉区に構えながら、海外からの受講生や、学生からの受講が絶えないオンライン英検教室です。代表の藤澤さんは元・商社の財務担当として、海外の取引先と英語でのやり取りを重ねた経験をきっかけに、英検英作文専門添削教室を立ち上げました。
誠実でありながら、商売の波に乗る目利き、さらに事業主として堅実な運営姿勢など、その姿勢にはベテランとしての凄みが滲みます。今回は藤澤さんに取材し、英検英作文専門添削教室が選ばれる理由を深く伺いました。

貿易の現場で磨かれた英語力

渡辺なおやー商社時代はどんなお仕事をされていましたか?
勤めていた商社は、売上の大半を貿易の輸出入が占めている会社でした。私は財務課に所属していまして、輸出入が適正に行われているか、入出金が正しく処理されているかをチェックするのが仕事でした。
入金方法の一つに「信用状」というものがあります。国際商工会議所が定めたルールブックに基づいて処理するのですが、すべて英語で書かれています。日本語訳もあるにはあるのですが、あまりわかりやすくなくて、結局は英語の原文を読んでチェックしていました。
関税に関しても同様です。課税価格に何を含めるかの判断は、英語の契約書に基づいて行います。
グループ会社が世界中にありましたので、手数料を課税価格に含めるかどうかといった判断も、すべて英語の契約書が根拠になる。貿易書類を英語で正しく読み解くことが、仕事の柱でした。
渡辺なおやー副業も続けてらっしゃったんですか?
はい。まだ副業が認められていない時代から、会社に内緒で英語を教えていました。英会話学校でアルバイトをしたり、家庭教師で伺ったり。当時は英検に特化していたわけではなく、英会話も学校の中間テスト対策もやっていました。
その中で英検の指導を受け持つ機会があり、試験の中身を調べていくうちに、ライティングの比重が年々高まっていることに気づいたんです。
英検は60年以上の歴史がありますが、「日本人は書くのが苦手」という課題を受けて、検定協会がライティングを徐々に重視するようになっていた。副業で教えながらこの流れを見ていたので、「ここに需要がある」という感覚はかなり早い段階からありました。
英検ライティング特化は「消去法」ではなく「必然」だった

渡辺なおやー教室を始めようと思ったのはなぜですか?
会社員も後半になると、「自分は社会に何ができるのか」を考え始めるものです。実はシングルマザー向けの不動産事業も考えたことがあるんです。笑われるかもしれませんが。ただ、リスクもお金も大きくなりますし、自分にその才覚があるのかと。
一方で、英語に関してはサラリーマン時代からずっと関わってきた。母の介護もありまして、フルタイムの勤務が難しくなることは明らかでした。そうした中で、副業時代に「教室を構えなくても、オンラインで英検ライティングの添削は十分に成り立つ」という実感があった。
需要・経験・生活環境、すべてが一つの方向を指していました。消去法のように聞こえるかもしれませんが、必然だったと思っています。
「点数が下がることは、まず起きない」

渡辺なおやー得点アップ保証をつける裏付けはどこにありますか?
日本英語検定協会が公表している英作文の採点基準を正しく理解すること。過去問の回答例を毎回分析して、「こう書けば得点が取れる」「こう書けば合格する」というパターンを把握すること。それを丁寧に、わかりやすく受講生に伝えていく。
これを続けていれば、点数が下がるということはゼロではないですが、非常に起こりにくい。試験は何が起こるかわかりませんので断言はできませんが、確率は低いと思っています。
大手でもない、知名度もない。はっきり言えば「何もない」ところが事業として成り立つためには、何らかの特徴が必要です。よりわかりやすい形として得点アップ保証制度を設ければ、教室が成り立っていく支えになり得ると考えました。
渡辺なおやー学生の受講生が増えているとのことですが、どう感じますか?
非常に肯定的に捉えています。学生さんは、一般的な社会人に比べて強い立場にはいない。そういう方に対して、英検の点数という限られた分野ではありますが、お役に立てるとしたら教室をやっている意味がある。
サービスの質と価格を比べれば、安価にやっているつもりです。それが学生さんや親御さんに届いているとすれば嬉しいことですね。
最近は海外在住の学生さんが受講されることも出てきました。英検の入試優遇制度は海外の学校にもありますし、将来帰国する予定があって英語力を形にしておきたいという方もいらっしゃいます。
右から左に流してくれる親御さん

渡辺なおやー印象に残っている生徒のエピソードはありますか?
中学生の方が親御さんの勧めで受講を始められました。英検2級だったのですが、ご本人としては「受からないだろうな」という感覚の中で受験されて、見事合格。今は準1級を目指して継続受講していただいています。
この方の場合、連絡はお母様が窓口になっているのですが、その橋渡しの仕方が印象的でした。親御さんが心配で窓口に立つのは自然なことです。ただ、親御さんご自身の不安を質問されるケースもあって、それが受講生本人の困りごととズレてしまうことがある。
このお母様は、お子さんが疑問に思っていることを本当にそのまま、右から左に流してくださるんです。
だから受講生の困りごとがストレートに届いて、私もストレートに返せる。その結果として合格にもつながりましたし、今も継続していただいている。教室と保護者と生徒、三者の関係が理想的に回っている例だと感じています。
大きくならない、という戦略

渡辺なおやー英検英作文専門添削教室の今後の戦略を教えてください
一番大切にしたいのは、サービス品質の維持と向上です。毎回の添削で、添削箇所の説明・修正後の英作文例・採点シート・模範回答例の4種類の資料をお付けしています。これがなければ教室は成り立ちませんし、立ち上げた意味もなくなってしまう。
営業の方からSEOやホームページの改善提案をいただくこともありますが、ほとんどお断りしています。あまり大きくなりすぎると対応しきれなくなる。品質が下がれば、教室を続ける意味がなくなってしまいますから。
体が動く限り、この教室は続けていこうと思っています。
本記事は、教育関係者・保護者・塾運営者などへの取材をもとに構成した一次情報コンテンツです。
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