CAになりたいと思い、大学に現役合格した学生がいます。
お名前はりおさんで、この春より新1年生として関西外国語大学「英語国際学部 アジア共創学科」に入学しました。

そんなりおさんは、英語は関連づけて覚えるのが大事だと考えています。
では、具体的に大学受験までに、どのような受験期を乗り越えてきたのか、その実態について深掘りしていきます。なりたい職業を決めて、逆算して大学を選んだからこそ、見える景色がきっとあります。
関西外国語大学を目指したのはCAになるため

ー関西外国語大学を目指した理由はなんでしょうか?
CA(キャビンアテンダント)になるため、関西外国語大学を選びました。ずっと昔からCAになりたくて、大学受験する時にCAさんを1番輩出しているところが、関西外大と出てきて、それで行きたいなと思い、オープンキャンパスにも高1から通いました。
大学の雰囲気もとっても良かったから、ここに行きたいなって思って決めています。中学2年生から塾に通って、高2の夏ぐらいに、その段階でもうここの大学に行こうって決めた形です。
CAとして就職するつもりなので、仕事内容を決めてから、そこに採用される1番いい大学は関西外国語大学だったので、目指した形です。
小5から高3まで塾を使い分けた

ー大学受験までどのように塾を使いましたか?
大学受験まで学習塾究(キワム)という地元の個別指導塾に通いました。小学生から高校生までに、途中で3校ほど塾を変えましたが、結果的に高校受験も大学受験も学習塾究(キワム)で受験するために勉強しています。
中学1年生まで2つの塾を併用しましたが、その時期は公文(くもん)ともう1つの塾を掛け持ちして、基本的なところを使い分ける塾と、発展的な内容を使い分けるところで使い分けた形ですね。
公文(くもん)では、リスニングなど喋る感じの対策をして、地元の塾は学校のテスト前対策に関する単元テストとか、文法的なことを学習してた感じです。
受験期の悩みとスピーキング力

ー受験時期に悩んだ課題はありますか?
高校3年生になってから、私の周りのみんなも部活を引退していき、本格的に受験に取り組むようになったとき、結構焦ってしまいました。周りはちゃんとやってる姿勢が目に見えてわかるのに、自分は家に帰って勉強するのがしんどくて。
周りのみんなは当たり前に勉強しているみたいだから、めちゃめちゃ焦ってたんです。でも、夏休みになったら、学校側でミニ合宿みたいな勉強会をやってくれて、友達と一緒に申し込んでいました。
ミニ合宿では、朝から夕方ぐらいまで自習してっていう生活を、夏休み前半ぐらいにしたのですが、自信もついたし、勉強習慣が身に付くきっかけになりました。そういう学校側が主催してくれる勉強会には、本当にありがたかったと思います。

ー新1年生として課題に感じることはありますか?
大学2年生の春か秋ぐらいに留学に行きたいと思っています。でも、受験勉強をするときに、文法的なことしかしてなかったから、喋ることを苦手に感じています。喋ることが苦手だと気づいてから、キャンパス内の留学生と話すため、頻繁に顔を出すようになりました。
何回か行った時に、英語でのコミュニケーションをとるのは楽しいけど、まだ自分の語彙力とかを英語で表現するのが難しく感じました。その時に、このまま留学に行ってもあんまり学べるものが少ないなと思いましたね。まだそこが苦手かなって思ったからです。
もうちょっとスピーキング力を上げていけたらなって思います。今は大学在学中に留学を経験するためにリスニングと、特にスピーキングの方に力を入れて勉強しています。
カフェではダメだった。勉強場所のベストプラクティス

ー最高の自習室はどこですか?
中学、高校で、定期テストの勉強をする時は、カフェとかで勉強した方が集中できるタイプでした。でも、高3になって受験勉強を進めていくと、あんまりカフェでは勉強が頭に入ってないことに気づきました。
そこで、地元の駅の近くにある図書館とかで自習したら、とっても静かで勉強効率が確実に上がりました。他の受験生も居て、そういう人たちと一緒に勉強できる空間があると、カフェより集中できるなと思いましたね。
あと、個別指導塾の自習室も使っていました。塾が空いてない朝の時間は地元の駅の近くの方に自習室があったので、朝から勉強して、お昼からは塾の自習室に行ったりしてましたね。
カフェで集中できなくなったとき、自分に合う環境を見つけることの大切さに気づきました。
母の支えと干渉しない距離感

ーお母さんとの関わりやエピソードはありますか?
合格を知った時、最初にお母さんに伝えました。家に帰った瞬間に「合格した!」って言って、びっくりしていましたね。
受験に受かるまでは勉強に苦手意識があったので、勉強習慣が苦手でした。学校に行って、毎日塾に通って、毎日疲れてたんです。
でも、家に帰ってなんか今日こんなことあったみたいな感じで話して、夜にちょっとだけ復習とかしてる時も、夜遅くまで勉強してても、自分が寝る時間まで一緒に起きてくれてたりしたのが、結構大きかったなと思います。
結構孤独に感じるタイプなので、自分1人で勉強するっていうのが苦手だったからですね。
友達とかはお母さんにいつも勉強しなさいとか、ずっと言われてるとか、そういうエピソードも聞くんですけど、自分のところはあんまりいい意味で干渉しすぎない感じの環境だったので、それが向いていました。
自分はお母さんにちゃんと勉強してるとか言われたら、ストレスを感じたと思うんです。でもそういう感じはなかったので、干渉しすぎない感じがとっても自分に合ってたと思います。母の寄り添いすぎない支えは、自分のスタイルにぴったりでした。
後輩へのメッセージ「英語は暗記じゃなく関連づけ」

ーこれから受験を受ける後輩へメッセージをお願いします。
私は関西外国語大学に志望校を決めて、英語メインで受験を通過しました。受験内容も、英語1教科で受け入れるとか、有利な内容でした。
でも、だからこそ英語1教科に絞れたから、深く勉強していかないといけなかったです。周りの人もそれなりに英語好きの人とか、得意な人が集まってる環境なので、クオリティ高めに仕上げていかないといけないなと思います。
私自身、最初の方は英語って暗記系の勉強だと思ってて、単語とかも暗記しないといけないと思っていたんです。でも、私が通ってた地元の塾の先生が教えてくれたのは、受験最後の時に複雑で覚えられなくなっても、力を発揮する方法が別にあると教えてくれました。
単語を暗記するものだと思い込むんじゃなくて、何かと何かの単語を関連させて覚えたり、自分の中で覚えやすくして暗記したら、暗記っていう感じじゃなくて、普通に頭に入りやすくなるよって教えてくれました。
暗記を暗記って感じで覚えるんじゃなくて、自分の中で組み換えて、頭にとにかく入りやすくして、質を上げていくのが大事かなって思います。
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